【CHUNITHM】B4UT部内戦2023参加記

はじめに

 B4UTに入会して1年半程、オフラインイベントにまともに参加していないことに罪悪感を抱き今年は部内戦に参加することにした。実力上まともに戦えるCHUNITHM部門にのみエントリー。前年度は虹レートに達していなかった上にENDYMION(ADVANCED)で初見Sしか取れない実力だったので、参戦を断念していた。

概要

 以下、特筆しない限り難易度はMASTERとする。

対戦相手:Streak

課題曲 :Inpaqq / キラメケ→Shoot it Now! / Energy Booster ~ 上海紅茶館

選曲制限:14.0以下

 互いの自選曲と課題曲のうち1曲の計3曲をプレイし、より高いスコアを獲得した曲数で勝敗が決定する。課題曲については2人とも事前にBAN楽曲を3曲から指定し、重複しない場合は残りの1曲、重複した場合はその楽曲をプレイすることになる。

プレイヤー情報

th90tk297

 記事の筆者。STAR PLUSでCHUNITHMを始め、ダラダラ続けて今年の1月に漸くRATING 16.00を達成。他機種に手を出しがち(beatmania IIDX、maimai、オンゲキ、DANCE aROUND、QuizKnock STADIUM)。

 BPM130-150程度の譜面が得意で、Best枠にはBlazinG AIR、Cinderella Story [BlackY Remix]、Destinationといった楽曲が入っている。一方体力を要するBPM200付近の譜面が苦手であり、メジャーな稼ぎ曲がとにかくできない。

Streak

 X(旧Twitter)を見る限りRe:ステージ!がメイン。オンゲキやArcaea、プロセカといった機種もプレイしており、CHUNITHMは今年に入ってから始めている様子。

 オンゲキのBest枠のポストを拝見したところ、リステやオンゲキのキャラソンの割合が高くInst曲も有名どころはしっかり押さえている印象があった。

対策

 相手には高難易度・高BPMに耐性がありそうで、かつ自分がキャラソン系に不慣れなので、他選は完全に相手の土俵になることが予想される。よって、自選+課題曲で勝つ方針が見えてくる。

 ここで課題曲3曲の紹介。

  • Inpaqq(13.9,BPM112)…NEWらしい素敵な譜面であり、owl*tree曲ということで癖強め。対策勝負が予想されるため3曲の中で一番練習した。事前にSSSは一応出た(1,007,750)が、安定せず1005k程度が限界だった。
  • キラメケ→Shoot it Now!(13.9,BPM205)…苦手なBPM帯のVo曲。勝てるわけないと思っていたが、本番前日に1,008,739点を記録。
  • Energy Booster ~ 上海紅茶館(13.7,BPM187)…初めて譜面を見たが特徴があまりない、良くも悪くも普通の音ゲー譜面。トリル・鍵盤中心の譜面は他機種勢の地力が通用しそう。練習時点では最高で1,009,032点、SSSはあまり難しくない印象。

 こちらからはキラメケ→Shoot it Now!をBAN。相手がどの程度のスコアを取ってくるのか読めない上に前日に記録を更新してしまったため悩んだが、まあ残りの2曲で負けることはないと信じることにする。相手はキラメケ→Shoot it Now!>Energy Booster>Inpaqqの順に得意で、InpaqqをBANしてくるかなあと雑に予想。

 CHUNITHMにはリステの曲が入っていないので他選は読みづらいが、Perfect Shining!!あたりが怖いのでマークしておく。ボス曲のEXPERT譜面、対戦相手の別の試合の課題曲も見ておこう...と考えていたが、結局他選対策にはあまり時間をかけなかった。

 また、十分に練習できなさそうなので自選は候補をしぼり知識量で勝ちたい。即ち、自分だけ知っていて相手は知らないであろう曲というコンセプトで考える。例えばniconico楽曲やメジャーなBMS曲は避ける。実は対戦相手が決まる前はG e n g a o z o(EXPERT)のAJを目指していたが、そうした経緯で自選候補からは外した。注目したのは、他機種との共通項が小さいVARIETYフォルダの非音ゲー曲枠。ここに丁度良さそうな曲が1曲見つかった。かつてこれでレーティングを稼ごうと思っていた時期もあるし(当時はSしか出なかったけど)、しっかり対策すればこの曲で負けはあり得ない。

 なお余談だが、選曲制限が無ければ自選は《本能》 ~ ReCodaにしていた。

本番

 まずは選曲発表。

【th90tk297】自選:Outlaw's Lullaby / 課題曲BAN:キラメケ→Shoot it Now!

【Streak】自選:Spiral Fortune / 課題曲BAN:キラメケ→Shoot it Now!

 

 まさかのBAN重複。こちらとしては最悪の滑り出しであり、発表時点で勝ち筋がかなり霞んだ。

 

【1曲目/自選】Outlaw's Lullaby(14.0,BPM145)
難所:16分に則っているものの不規則なリズム
   配置も厄介な上、微縦連が至る所に存在

 

 結果:th90tk297 1,007,369 - 1,006,463 Streak

 ミラーを外し忘れるも、勝てるスコアを最低限確保。なんとか先制に成功した。相手のスコアも初見にしては高いので、事故次第では負けていた世界線もあり得る。

 ちなみに練習段階でのベストスコアは1,009,422(AJ)で、#FairyJokeに続きめでたく14AJ2譜面目となった。縦連の処理力がある上で予習して要所を押さえれば、実は何てことない譜面だったりする。

 

 

【2曲目/他選】Spiral Fortune(13.9,BPM140)
難所:HOLD/SLIDE上に乗ったTAP
   U AREを彷彿とさせるハネリズム配置

 

 結果:th90tk297 1,005,772 - 1,009,164 Streak

 初見プレイを余儀なくされた上、相手のスコアがあまりに完成されており脱帽。これは無理。聞くところによると、初見難易度の高い譜面を投げた、オンゲキの曲は読まれそうだったので避けたとのこと。

SLIDEを全て右手で、縦連を全て左手で取る交差運指になってしまうも無事にAJで通った配置

 

【3曲目/課題曲】キラメケ→Shoot it Now!
難所:総NOTE数2563の物量
   8分とAIR主体の譜面で、休憩が少なく忙しい

 

 結果:th90tk297 1,007,222 - 1,008,821 Streak

 ミラーをつけ忘れたことに加え、終盤で十分に脱力できずSSSに届かなかった。個人的にはこれでも高い方のスコアであり、負けるのは致し方ない。

シミュ現

 最終的な結果としては1-2で敗北実は試合前のじゃんけんで勝利したので2-2で引き分けという見解もある。オプション面が完璧ではなかったものの3曲ともそれなりに良い出来だった。負けと割り切れる負け。後から知ったことだが、相手はオンゲキで鍵盤をかなり強化していたらしい。実力も選曲も相手の方が一枚上手だったと思う。

 振り返ってみれば、かなり達成感もやりがいもある試合だった。

おまけ:試合前日からスマホの壁紙にしていたInpaqq
おわりに

 対戦相手のStreakさん、運営の皆さんにこの場で感謝を申し上げます。日程変更してしまった上に諸々お手数かけてしまい、本当に申し訳ございませんでした。

Reference

 各種情報...CHUNITHM【チュウニズム】攻略wiki Wiki*

 譜面画像...CHUNITHM譜面保管所SUN

【Splatoon3】ナワバトラー対人戦説明書

はじめに

Splatoon3には「ナワバトラー」という1対1ののパズル対戦機能があります。記事投稿時点で対人戦は未実装であり、対CPU戦のみ実装されています。今回、(多少の制約下ではあるものの)誰でも利用できる対人戦機能を実現しました。本記事はその説明書になります。記事内では原則としてナワバトラーのルールそのものには言及しません。

使用環境について

ここでは対戦する2人が顔を合わせて対戦することを想定しています。オンライン対戦ではありません(が、不可能ではなかったりします)。また、システムはDesmos上で動きます。ブラウザで以下のURLにアクセスできれば、特殊なインストール等は必要ありません。スマートフォンでも動きはしますが、操作性の観点からタブレットやノートPCでのプレイを推奨します。また、手札を見る際に端末をやり取りし片方のプレイヤーのみが画面を見られるようにするという状況が発生することに留意してください。

[Tableturf Battle URL]

https://www.desmos.com/calculator/ecou9jnidx?lang=ja

デッキ編集

以下、2人のプレイヤーを1P(色は黄色)、2P(色は紫色)と呼びます。1P、2Pのデッキ編成はそれぞれD_YB、D_PBという項数15の数列で管理されており、数列の各項の値がデッキに積んでいるカードと対応しています。

例えば「6」はスプラシューターと対応している

具体的に数値がどのカードと対応しているのかについて、162番までは以下のサイトを参照してください。(海外のサイトですが、このシステムを作成する上で大いに役に立ちました。)

Splatoon 3 - Tableturf Battle Database

また、Chill Season以降のカードと数値の対応は以下の通りとなっています。

163...スペースシューター

164...ワイドローラー

165...R-PEN/5H

166...スプラシューターコラボ

167...もみじシューター

168...パブロ・ヒュー

169...カーボンローラーデコ

170...プロモデラーRG

171...プライムシューターコラボ

172...ノヴァブラスターネオ

173...バケットスロッシャーデコ

174...スプラスピナーコラボ

175...スパッタリー・ヒュー

デフォルトではD_YB、D_PB両方ともスターターデッキとなっていますが、この部分を改変することでデッキ編集ができます。

プレビュー機能を使うことでデッキ編集をもっと快適に行えます。buttons、MAP(Main Street)&Layout、showinfoという3つのフォルダを非表示にして、PREVIEWというフォルダを表示してみましょう。左側に変数kに対応するカード、右側に数列D_prに対応するデッキが表示されています。これ

らを見ながらD_prを編集し、後からコピペするとやりやすいでしょう。

デッキ編集画面

なお、カード中の◇はスペシャルマスを表します。

対戦の流れ

2人ともデッキ編集が終わったらPREVIEWフォルダを非表示にして、buttons、MAP(Main Street)&Layout、showinfoを表示します。

画面の見方は以下の通りです。

画面左部の黒い正方形を押す(クリック/タップする)ことで、(見た目上の変化は無いものの)ゲームの状態がリセットされます。続いて右側の長方形のボタンを押すと、下部に黄色の長方形が出現するでしょう。この状態になったら、画面を1Pのみ見ることができるようにしてください。黄色のボタンを押すと1Pの手札が表示されます。手札の入れ替えを行うかどうかを選択しましょう。選択後、今度は紫色のボタンが表示されます。画面を2Pのみ見ることができるようにしてください。先ほどと同様、次は2Pが手札の入れ替えを行います。2Pの手札の入れ替え後、ゲーム開始時と同じ位置に黒い長方形が表示されます。ここを押すとゲーム開始です。

下部に黄色の長方形が出現するので、再び画面を1Pのみ見ることができるようにします。ボタンを押すと、4枚の手札とともに右側にもカードが表示されます。右側のカードは実際に盤面に置くカードです。中央部にドラッグ可能な点があるので、この点を動かして置く位置を調整します。カードそのものを押すと回転できます。また、手札の上部にある黒の三角形を押すとカードを切り替えることができます。接しているかどうかの判定は実装していないので、目視で確認してください。

1Pがカードを設置する様子。

置くカード、位置、向きを決めたら[SET!]を押して2Pに番を渡しましょう。2Pも操作は同様です。

両者とも設置が終わったら、カードをオープンします。2人が見える状態で右側の黒いボタンを押すと行われます。盤面の更新は自動です。確認が終わったらもう一度右側のボタンを押しましょう。次の1Pのターンに移ります。以下繰り返し。(連打するとバグが発生するみたいです。ゆっくりやってね。)

スペシャルについて

スペシャルブロックが囲まれたかどうか判定する機能も未実装なので、スペシャルポイントは2人とも盤面を見ているタイミングで手動で増やしてください。赤いボタンを押せば増えます。

スペシャルを発動できる時、[SPECIAL OFF]の部分にボタンが現れます。これを押して[SPECIAL ON]にするとスペシャルを使っている状態となります。設置は通常通り行います。

スペシャルポイントの増加は手動ですが、減少は自動で行われます。青いボタンを押すと手動でスペシャルポイントを減らせますが、基本的に使いません(間違って増やした時のためのもの)。

パスについて

パスをする場合は、元々カードがあった場所にカードを置いて意思表示しましょう。配置は厳密でなくとも構いません(実は盤面の外ならどこでもいい)。スペシャルポイントを増やすのを忘れずに。

最後に

・最後までお読みいただきありがとうございました。一部手動に頼る部分もありますが、最低限のプレイはできるでしょう。

・終盤になるにつれてゲームが重くなります。ご容赦願います...

・オンライン対戦では無いと書きましたが、盤面を保存して互いにURLを送りつけ合うという方法を採れば(非常に面倒ですが)可能ではあります。

・マップは現状まっすぐストリートのみとなっています。要望があれば他のマップも実装するかもしれません。

・動画や配信での使用は自由とします。特に許諾を取る必要はありません。

・バグや不具合等ありましたら是非ご報告ください。随時アップデート致します。

・公式に対人戦が実装され次第、開発を終了します。ご了承ください。